ポンド/円(GBP/JPY)のトレード手法
TwitterでGBP/JPYのトレードを報告しています。
https://twitter.com/fxumibelog
手法は、
「買いのみ、損切なし、1エントリーあたり10pipsを取る」
という簡単なものです。
この原稿を書いている時点では、2018年11月6日にTwitterで報告を開始してからの成績は300勝0敗、獲得pips数は3990pipsです。
保有中は、
162.238円買いポジ -391 pips
です。
「買いのみ、損切なし、1エントリーあたり10pipsを取る」手法はこれまでの自分のトレードの分析によって出来上がりました。
自分が行った1万回のトレードを分析したところ、獲得したpipsの合計は見事に±0でした。そしてスプレッドのマイナス分が積み重なってトータルでマイナスとなっていました。
この1万回のトレードではスキャルピング、デイトレ、スイングなど様々な方法を試しました。エントリーの手法も移動平均線を用いたものなどをはじめ、損小利大を意識したものなどいろいろ試しています。
チャートを見て上がると判断したときは買い、下がると判断したときは売りでエントリーしています。しかし獲得したpipsが±0ということは、正しいと判断して買いや売りを行ったが、結果的には50%しか正解していないということです。どちらに行くかを当てていたつもりが全くそのようになっていませんでした。
これはサイコロを振って買いか売りかを決めたのと同じことです。為替は上に行くか、下に行くかの2つの選択肢しかありません。私のトレードは見事に2分の1の確率にはまっていました。
これまでの膨大なトレードの経験をもとに、今はルールを3つ決めてトレードしています。
ルール1 「損切しない」
上に行くか下に行くかを当てるのをやめる方法にたどり着きました。すなわち損切せずにプラスになるまで待つ方法です。損切しないと反対方向に大きく進行して、大きな含み損を抱える可能性があります。そこでレバレッジを下げる必要があります。
損切りしないため、この方法の欠点はレバレッジを大きくできない点です。
ルール2 「買いのみ」
意図した方向とは逆にレートが行ったとき、ポジションを長期間保有する可能性があります。その場合スワップがプラスのポジションである必要があります。そうでないと保有期間中にどんどんマイナスのスワップが積み重なってしまいます。GBP/JPYは買いのスワップがプラスなので、エントリーは買いのみです。
また、数ある通貨ペアの中でGBP/JPYを選択しているのはスプレッドが小さく、値動きが大きいからです。
ルール3 「+10pipsの利確」
為替は長期で見て上に行く場合も、下に行く場合も細かく上下しています。そこでこの細かい上下を取るために1回の利確を+10pipsにしています。+10pipsの利確はGBP/JPYの値動きとの相性をみて決めています。
201~300勝トレードの分析
Twitterで報告した201~300連勝のトレードについて分析してみました。保有時間と回数について調べたものが下のグラフになります。
5分以内に利確できたのが15回でした。スキャルピングの定義はいろいろあると思いますが、ハイレバで行うスキャルピングでは5分以内に決着をつけたいところです。しかし100回のエントリーの内、15回しか5分以内に決済できなかったので、本当のスキャルピングとしては失敗、すなわち利益がマイナスになっていたのではないかと思います。
0~30分以内に+10pipsの利益が確定できたのが49回でした。30分は5分足で6本分です。30分以内に決済出来ればまずまず方向はあっていたとすると、やはり今回の100勝においてもエントリーの方向があっていたのは約50%ということになります。
60分以上保有したのが43回ありました。この中にはかなり大きく逆行したこともありました。
おおよそ2回に1回は、なかなか戻ってこない絶妙のタイミングでエントリー出来ていたことになります。
100回のうち4回は3か月以上保有しました。最長は426日保有でした。
FXの常套手段としてよく言われている損小利大が実現できていた可能性があります。
これまでのFXにおける最長保有期間は2.5年でした。今保有しているマイナスのポジションはいつまで保有することになるのでしょうか。
1~100勝、101~200勝の結果との比較
下の図は1~100勝、101~200勝、201~300勝のポジション保有時間の比較です。驚いたことにグラフの形がそっくりです。
30分以内に決済出来たのが1~100勝は48回、101~200勝は49回、201~300勝は49回とほぼ同じです。
60分以上保有した回数を比較すると、1~100勝は39回、101~200勝は38回でしたが201~300勝は43回と少し多くなりました。
300回トレードの分析を通してわかるのは、良くも悪くも非常に規則正しくトレードが行われているということです。
このままで301~400勝の分析しても同じ結果になるはずです。
60分以上の保有回数を減らして、5分までの保有回数を増やす必要があります。
しかし、今までのやり方を変えて勝ちトレードを増やすことができるのでしょうか?
やり方、考え方を変える必要があるのですがやり方がわかりません。
同じルールでやっても人によってグラフの形は変わるはずです。FXに強い人は棒グラフの重心が左よりになっているはずです。
損切りしないのでどのポジションもしぶとく保有してプラスにしていくつもりですが、早く決済出来た方がトレードの回転数が上がり利益を早く積み上げられます。
グラフを左寄りにできる人になりたいです。
まとめ
100勝のトレードのうちエントリーが正解だったのは50%でした。単純に2分の1の確率にはまっていました。
ポジションの保有時間の分布は1~100勝、101~200勝の時とほとんど同じになりました。自分のトレードの能力が一定であることを示しています。今のままではエントリーポイントは最適とはいえないので考えかたを変えていく必要があります。
また、60分以上の保有回数が多いので、いまさらながらですが損小利大を狙っていく方法の方がいいのではないかとも思いました。
<終わり>